2023.7.16 高松道場生が合同稽古にきてくれました

7月16日の稽古には高松道場の池畑監督が道場生7名を連れて合同稽古に来てくれました。

高松道場は、古流剛柔の町道場としては本部道場に次ぐ古い歴史を持つ道場です。

高松道場の池畑監督が道場生7名を連れて合同稽古に

私も二十歳代の頃に創始者の植村先生の依頼で指導者の方が稽古に行けない時に何度か指導に行ったことがありますが、その当時は屋島道場という名前だったと記憶しています。

その後、指導者が何代か変わり、現在はこの道場の卒業生でもあり、同門の徳島文理大学空手道部のOBでもある池畑監督が責任者です。

まずは準備運動と基本稽古を一緒に円陣を組んで行いました。基本稽古の時は技の種類が変わるたびに参加者が順番に号令を執るのが丸亀道場の恒例なので、高松道場の子供達にも号令を執ってもらいましたが、全員上手に執ってくれました。

基本稽古の後に一人ずつ自己紹介をしました。丸亀道場の子供達だけでなく高松道場の子供達も古流剛柔流の自己紹介には慣れていないようで、少しぎこちない子供達も見られましたが全員が自分で名前や学年を言うことができました。

高松道場が行っている稽古を体験

その後、高松道場が持ってきたスポンジのようなものでできた板状のものを床に置き、高松道場が行っている稽古を体験しました。

まずは平均台に見立てて早歩きで慣らした後、高松道場生と丸亀道場生が両サイドに分かれて立って、一人ずつ前進して向かい合わせになった時にカキエで相手を落とすという稽古をしました。カキエというのは剛柔流独特の稽古法の一つで、互いの片手(右手なら右手どうし、左手なら左手どうしを手首付近で合わせて引き合ったり押し合ったりするものです。この競技は当然ですが高松道場の圧勝でしたが、丸亀道場の子供達も楽しそうに取り組んでいました。

カキエについて詳しい説明と移動しながらのカキエの体験

この日は川之江空手同好会の熊谷先生も来られていたので、カキエについて少し詳しい説明と移動しながらのカキエについても体験してもらいました。

休憩時間を挟んで型の稽古に移りました。最初に全員で三戦(サンチン)と撃砕第一を行った後、道場別に型の披露を行いました。高松道場が披露してくれた型の中には丸亀道場では行っていない普及型も含まれており参考になりました。

最後に審判(主審と副審4人)を立てて一組ずつ組手を行いました。主審は大会で長年にわたって主審を経験している池畑監督が務め、技ありとした場合としなかった場合の根拠についても説明しながら進めてくれました。これから審判をする機会が増える丸亀道場の指導者の面々には大変参考になったと思います。

小学高学年や中学生の組手では多彩な攻防が繰り広げられ、熱のこもった試合が続きました。違う道場の子供と組手を経験できたことはお互いの道場生にとって有意義であったと思います。最後に、丸亀道場の大人の指導者や研修生と高松道場の子供達で組手を行いこの日の稽古を終えました。

 

8月6日には古流剛柔空手道連盟香川県支部主催の香川県内道場の合同稽古が予定されています。この企画は池畑監督の発案によるものですが、この日の高松道場との合同稽古は県内全体の合同稽古に向けての弾みになったと思います。

 

文責:宮下武則

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