古流剛柔空手道連盟の昇段級位審査が半年ぶりに香川県木田郡三木町で行われました。
少年部の審査
午前中は少年部(主に小学生で一部中学生や幼稚園児も参加)の審査が行われ、香川県内の5つの道場から計27名が受験しました。
丸亀道場からは7名が参加しました。コロナ渦で組手稽古が十分にできていないこともあってか皆最初は緊張気味でしたが、次第に慣れ、組手の時には何時もどおり元気よく突きや蹴りを繰り出していました(全員合格を勝ち取りました)。
一般の部の審査
午後は一般(大人)の部が行われました。コロナの影響で稽古が十分にできていない道場や大学が多いようで、参加者は徳島文理大学生の3名(男子1名、女子2名)と香川大学生の1名(男子)のみでした。
人数だけでなく、今回は黒帯への挑戦者もいなかったので少しさみしい審査となりましたが、それでも参加者は力一杯のパフォーマンスを見せてくれたと思います。
香川大学からの参加者は、稽古相手がほぼ皆無の状況ということで、最近は毎週のように丸亀道場に出稽古に来ています。道場の若手を相手に熱心にレベルアップに取り組んだ成果を発揮してくれましたが、組手の後半はスタミナ切れで思うような動きができなかったところもあり、今後の課題と思いました(審査は合格しました)。
審査を終えて
審査翌週の7月3日の稽古の際には、合格者に免状を授与するとともに、帯の色が変わった合格者には色帯も授与しました。その影響か、審査を乗り切った成果なのか、この日の稽古で受験者の多くは気合いの入った稽古を繰り広げてくれました。
特に、初めて受験した小学2年生の女子はこれまで以上に積極的に稽古に取り組んでいました。審査の組手で小学6年生や中学1年生の男子を相手に対戦した小学5年生の女子は組手の時に積極的に攻める姿勢が格段に進歩していることに驚きました。
審査は試練ですが、だからこそ飛躍のきっかけになるなと改めて実感しました。コロナ渦は今後も続くとは思いますが、その中にあっても何とかこのような機会は作り続けていく必要があると思いました。