選手権大会に向けて組手を重点的に指導

6月7日の稽古では、1週間後に香川県木田郡三木町で開催される「第50回全日本古流剛柔空手道選手権大会」に向けて組手を重点的に指導しました。

準備運動と基本稽古

 先ずは準備運動と基本稽古を少し短めに行いました。基本稽古では、中段突き、上・中・下段の受け、鷺足受けと中段の前蹴りを重点的に指導しました。

5月24日の昇段級位審査の合格者に免状を授与

 5月24日に三木町で行われた昇段級位審査の合格者の免状が届いたので、移動稽古の前に各人に授与しました。受験した子供達11人と初段補(黒帯)を受験したマコト、全員が合格でした。

移動稽古

 移動稽古も短めの時間で行いました。手足を使っての攻防技は力んで行うのではなく、大きく正確に行うよう指導しました。小さな子供は力強い攻撃をしようと力むことが多いのですが、それでは威力が劣るだけでなく、動きのスピードも落ちてしまいます。脱力して自然体で動き、インパクトの瞬間に力を集中することが大事です。

組手稽古

 全日本古流剛柔空手道選手権大会は年に1回開催される歴史ある大会で、今回は第50回の節目の年に当たります。第1回大会は1974年(昭和49年)に徳島市で開催され、その後香川県、徳島県、岡山県などで開催されてきました(コロナ禍の3年間は不開催)。今年も、5府県から11道場、4大学が集まって、組手試合と演武が行われます。

 丸亀道場からは、小学生14人と中学生1人が参加することになっていますが、小学生のうち7人が初参加となることから、この日の丸亀道場の稽古では大会に向けて組手中心の稽古を行いました。審判を付けて、技量が大きくは離れていないと思われる子供同士を1組ずつ戦わせました。改善点が見られる子供には、その場で指導を行い、同じ組み合わせで再度戦わせました。半分くらいの子供達は指導されたことを直ちに実行できていましたが、なかなかうまくいかない子供も見られました。さらに、小学1年生の中には、顔に拳が当たってしまい泣き出す子供もいました。

 古流剛柔空手では、上段突きは相手の顔のすぐ横を逆抜きすることになっており、直接当てることは禁じています。逆抜きで技ありを取るには、右上段付きの場合、正面に見える相手の顔の左側を突いて、拳が首筋を超えるくらいまで抜く必要があります。しかも、首筋のギリギリを通す必要があります。うまく抜いてくれればダメージは全くありませんが、やられたという実感は十分に感じられます。

 実戦では、技量が十分でない子供の場合は、拳や肘が相手の顔に当たってしまう場合があります。しかし、故意に当てたと見られる場合を除き、反則にはなりません。このため、当てられた者は少々痛くてもひるまずに組手を続けなければなりません。先ほどの子供は、泣き出したものの最後まで組手を続けました。ただし、同じ相手との再度の組手はどうしても嫌がってやろうとはしませんでした。大会当日にトラウマになっていないと良いのですが、ガッツのある子どもなので大丈夫だと思っています。

 この日の稽古はこれで終了しました。後は、全員が元気で大会に参加して、それぞれに有意義な結果を出してくれることを願うばかりです。