先週は小学校の運動会が終わった土曜日の夜に家族で丸亀市の大鵬寿司に初めて行って、お酒とお寿司を楽しんできました。
回っていない寿司屋でしたが、なかなかリーゾナブルなお店でした。
メニューにはビールとお酒としか書いていないのですが、聞くと酎ハイやハイボールなども作ってくれました。
食べ物もお寿司以外に天ぷらやイカやハマグリのバター焼きや鶏肉料理などもあり、美味しくいただきました。
日曜日は、長男が久々に部活が休みだったので、空手の稽古は休んで、鳥取県の大山にある森の国に行って、西日本最大級のアスレチックや宝探しやピザ作りを楽しんできました。
そして、夜は友達から美味しいと聞いていた鳥取県の北海道という寿司屋に行って美味しい寿司を楽しんで来ました。
そして、そのあと境港市に行って、水木しげるロードに行ったのですが、どうも営業時間が終了していたようで、ここは全く楽しめませんでした。
最近、古流剛柔空手丸亀道場のホームページをリニューアルしたので、以前のホームページよりももっと古流剛柔空手全体の事が分かるホームページにしていこうと考えているので、昇級昇段審査のページや香川県や徳島県で持ち回りで開催されている古流剛柔空手道選手権大会や奈良県で開催されているまほろば杯のページを作るために、過去のビデオやDVDを見ていたのですが、現在中学校2年生の長男が小学校3年生の時に初めて大会(小学校4年生の部)に出場した時のことを思い出したので、今回は大会も近いので、その時のエピソードを紹介します。
長男が小学校3年生の時に初めて大会(小学校4年生の部)
私が長男に空手を始めさせたのは、幼稚園の年中の時でした。
この時は私は別の流派でフルコンタクト空手を3年やっていて茶帯になっていました。
そのころ幼稚園の夏祭りの時に同級生に追いかけられたり叩かれて逃げている長男を見て、肉体的に精神的に強い子に育てないと楽しい人生を手に入れられないなと思ったので、早速、空手をやったら強くなるよ。と教えて、子供と一緒に出来そうなこの古流剛柔空手丸亀道場に見学に行きました。
その当時の丸亀道場は黒帯が5人ぐらいで子供が一人もいなかったので、一回目の見学の時はすぐに長男が嫌がったので、すぐに帰りました。
そして、半年ぐらいしてまた長男に強くなりたいんだったら空手やでと伝えて、見学に行って、この時はやってみる?と聞くと前向きな回答でしたので、何回か体験をして、私が当時所属していたフルコンタクト空手道場を退会して、この古流剛柔空手丸亀道場に入門しました。
そして、小学校3年生の時に、徳島県で古流剛柔空手道選手権大会があり、小学校4年生の部で試合に出ないか?と師範から言われたので、私としては、自分の子供を肉体的に精神的に強い子に育てて、社会に出ても少々のことでは動じない、余裕の持てる人間に育てようと思っていたので、この大会に長男を出したいと思いました。
(大会は知らない自分より強いかもしれない相手と多くの公衆の面前で本気で戦います。
そういう厳しい環境を逃げずに経験することは強い精神力を鍛えることにつながると考えていました。)
しかし、私の考えとは裏腹に長男は絶対に大会になんて出ないという回答でした。
その理由は、そんな多くの人前でやるなんて緊張するし、自分より強い相手にボコボコにやられるかもしれないから絶対に嫌だと言うことでした。
この時の長男の気持ちも分かるのですが、でも、大会に出ないことを認めてしまうと、私が空手を通して長男に身に付けさせたいと思っていた精神的な強さや肉体的な強さを身につけさせることが出来なくなって、空手をやらせている意味合いが薄れてしまいます。
しかし、嫌なものを無理やり出させても意味がありません。
お金でつって古流剛柔空手道選手権大会に出場する事に
いろいろ悩んだ結果、お金で長男をつることに。
大会に出場したら500円。
1回勝つごとに1000円。
優勝したら更に5000円。
準優勝が4000円。
3位が3000円と優勝したら1万円前後のご褒美がもらえるようにして、それを文章にして長男に見せました。
すると、欲しいゲームがあるから出るわと即決。
上手くいきました。
そして、出るからには勝てるように努力することが大切なので、勝つための特訓を毎日庭でするか?
と聞くとうんという返事でしたので、そこから毎日庭にマットを敷いて特訓することに。
当時の特訓は私も初めてのことで、今のように細かいことを考えて作ったメニューではなく、フルコンタクト空手をやっていた時のミット打ちや上段突きの稽古と組み手というような感じでした。
そしていよいよ大会です。
長男の初めての大会は、徳島県の徳島大学の体育館で行われました。
小学校3年生の長男は小学校4年生の部で出場。
試合会場に行くと、大会に出ることを望んでいた私ですが、見るとみんな強そうで長男よりも大きそうだったので、ぼこぼこにやられて嫌になったり、怪我をしたりしないかなと心配していました。
おそらく長男もかなり緊張していたはずです。
そして、小学校4年生の部から試合が開始されました。
長男の初戦は女の子でした。
この大会に出るか出ないかが強くなれるかどうかの分かれ道だった
初戦は危なげなく技あり2本の一本勝ちでした。
次の2回戦目です。
相手は頭一つ大きな男の子でした。
体格の差ありすぎるわと思いながらも、私の想像以上に長男が頑張り、攻撃は受けるもののひるまずに最後まで攻め続けました。
そして、判定で勝ち上がりました。
これだけの体格差がある相手にひるまずにやられても攻め続ける気持ちがなくならなかったので、すごいことだなと思いました。
そして、ベスト8の相手とも最後まで一歩も引かない戦いでしたが、最後に技ありを一つ取られて優勢負けでした。
この試合が終わった後に長男にもうちょっとがんばったら勝てたんじゃないの?と聞いたら、金的は蹴られるし、顔面は殴られるしで痛くて泣きそうやったと言うことでしたので、精一杯頑張っていたんだと言うことが分かり、こういう厳しい戦いを逃げずに出来たので、精神的な強さは身に付いてきているなと感心しました。
結局長男の相手は、決勝まで勝ち上がり準優勝となりました。
今でも思うのですが、この小学校3年生の時に大会に出るか出ないかが長男が強くなれるかどうかの分かれ道だったと思います。
おそらく出ていなかったら、今の強さは身に付いていなかったと思うので、子供を空手の大会に出そうかどうか悩んでいる親御さんがいたら、私は迷わずに出た方が良いですよと答えると思います。
社会に出たら辛いことやキツイことがたくさんありますが、空手のつらい経験やキツイ経験から逃げなかったら、それを乗り越える強い力になるはずです。
では、長くなりましたが、今年の大会も徳島県で徳島大学で開催されます。
今年もどういう戦いが繰り広げられるのか今から楽しみです。
押忍