一昨日は家族で荘内半島に釣りに行きました。
前日まで毎日一時間前後の試合に向けたトレーニングをしていたのですが、この日は疲れを取るためにトレーニングは全くしませんでした。長男と釣り対決をしたのですが、あまり釣れずに2箇所で私はコチ1匹とふぐ1匹を釣り上げ泥仕合を制しました。
帰るときに対岸でたくさん釣り人がいる場所を見つけたので行ってみるとイワシが入れ食い状態でした。サビキを投入するとすぐに3~5匹連れていたのでかなり面白そうでした。昨日は植村杯として全日本古流空手道選手権大会が香川県木田郡三木町で開催されました。
私は自宅で出発前に1時間程度ボディーコンバットとコンビネーションのトレーニングで汗を流して会場に向けて出発しました。大会には建武館本部道場、奈良道場、滋賀道場、大阪道場、神戸道場、北島道場、南四国道場、蔵本道場、徳島大学、四国大学、徳島文理大学、香川大学、高松道場、丸亀南道場、三豊道場、丸亀道場から多くの選手が出場しました。
会場で丸亀道場の子供たちに緊張している人と聞くと全員が全然と言っていたので試合が楽しいと言っていたカズくんと同様丸亀道場は肝っ玉が座った人(私も心はそれなりに落ち着いていたのですが、緊張からか喉は渇くし、たくさん飲んでいるのにオシッコはほとんど出ませんでした。)ばっかりです。
大会委員長の芝原師範の挨拶で勝った負けたは武人の常。そんなことをとやかく言うつもりはない。いい試合だったなぁと思える勝ちっぷりや負けっぷりを披露してくださいという言葉にものすごく感銘を受けました。
気持ちが弱い私ですが、絶対にいい試合をすると心に刻みました。大会委員長の丸亀南道場の小野監督のルール説明で相手に敬意を持って(突きを顔面に)当てないように。しかし、当たることを想定してやるようにとあり、この言葉も非常に大切なことだなと思いました。
試合中はみんな必死ですので抜きに行くつもりの突きが顔面にあたってしまうことは仕方ない事だと思います。そしてそれを避ける準備が必要なことも当たり前のことです。ただ、自分が勝つために意識的に顔面を殴って試合に有利に進めようよする行為は芝原師範の言われるいい勝ちっぷりや負けっぷりには当たらないと思いますので、相手が強かったら正々堂々と思いっきり負けてやろうと思っていました。試合は小学校4年生の部から始まりました。丸亀道場から小学校3年生の次男ともうひとりの男の子が出場しました。まず、次男の試合でしたが、残念ながら一回戦負けでした。
気合が空回りしすぎていたのでいつもよりドタバタした戦いをしていました。ただ、最後まで果敢に攻め続けていましたし練習や稽古で出せていた強い突きは何度か相手に当てていたのでいい負けっぷりをしたと感じました。試合が終わったあとは悔しくて泣いていましたが、私はこれでよかったと思いました。去年奈良県でひらかれたまほろば杯で幸運にも低学年の部でMVPに選ばれて調子に乗っていたので、この挫折や悔しさがまた次男の成長につながると思います。もうひとりの男の子は道場での稽古を見ていると組手中に変顔をしたり、ワザと全く手を出さずにやられ続けたりと一番心配していたのですが、試合で技ありを取られたあと、スイッチが入ったのか鋭い上段突きで見事一回戦を勝ちあがりました。
2回戦は優勝した子との対戦で残念ながら負けてしまいましたが、それも逃げずに真っ向勝負していたので非常にいい試合でした。この1勝が空手に対するモチベーションのアップにつながってくれれば更なる成長に繋がるはずです。続いて小学校5年生の部は長男ともうひとりの男の子が出場しました。長男は自宅での特訓の成果もあり危なげなく決勝に進みました。そしてもうひとりの男の子は去年の大会から著しく成長したなと感じました。道場の組手を見ていて長男と2人で決勝戦で戦う可能性が高いなと思ってはいたのですがそれ以上にいい試合をしていました。去年は変則的な蹴りがメインで相手に突かれる恐怖があったのか突きの攻撃がほとんど出来ていませんでしたが、昨日は突きや蹴りを相手の至近距離からどんどん出して思いっきりのいい上段抜きで技ありや一本をとり勝ち上がっていきました。準決勝でもかなり体格が大きな相手に怯むことなく攻め続けて見事に決勝戦にコマを進めました。決勝戦はお互いの力を出し切り長男が技あり2本の一分勝ちで優勝、そしてこの男の子が準優勝となりました。この男の子の準優勝は私も本当に嬉しかったです。厳しい稽古をきっちりしてきたから優秀な成績が生まれたのだと思います。
来年の大会に向けてこの丸亀道場のふたりがライバルとして切磋琢磨していく姿を見ることが非常に楽しみです。私が見る限り丸亀道場の子供たち4人は緊張する大会に出て怯むことなく堂々と戦えたので、試合に出た事によって今後の成長につながるいい経験をさせていただいたと思っています。午前中は子供の部が終了したあと、一般有級の部と一般女子の部が終了した後、昼食休憩となりました。昼食休憩のあとは演舞が披露されました。まず子供たちの演舞が披露されました。
そのあとは大人の演舞で過去の大会での優勝経験者や各道場の指導者等が揃いそうそうたるメンバーでした。
まず、型の分解の演舞がありました。
その後、全員での演舞がありました。勉強にもなり見ごたえのある演舞でした。
押忍。長くなりましたので私が出場した一般有段の部の試合についてはまた後ほどのブログで紹介させていただきます。