火曜日は健康診断のため職場を有休で休んだので部下とのフルコンタクト空手の組手の稽古はありませんでした。この週は長男も3日自宅での40分から1時間程度の特訓に参加することが出来ました。
先週試合に出る決心をしたので、今のダラダラした稽古では負けるかもしれないぞ、もっと鋭く素早く強くを意識して真剣にやれと注意したのもあり、稽古の動きを見る限り中段下段の攻撃でも相手を倒すことが出来る私が到達目標としている一撃必殺の空手が出来る心配のない状態に仕上げることが出来ました。
長男は部活と塾との両立と大会に向けた特訓で時間を取られてしまうので今週は毎日12時ぐらいまで学校の宿題と塾の宿題で満足できる睡眠時間が取れていないようでしんどそうでしたがよく頑張りました。
次男についてはこの2年間個人戦では一回戦負け二回戦負けが続いたのでこの1ヶ月間は勝つためにかなり細かい部分まで厳しく指導して必要な威力や技やコンビネーションや防御を磨きました(この2年間はどの試合も打ち合いでは負けていなかったのですが技ありを取る技術がなかったのが大きな敗因でした)。
長女も私の子供たちの中ではナンバーワンのテクニックを身につけて威力も相手が痛いと感じる事が出来るそれなりのものを組手で出せるようになったので小学3年生で体が小さいのは不利ですが優勝は出来ないまでも相手によってはそれなりに勝ち上がるレベルには仕上がりました。
次男長女にとっては自宅での特訓はかなり厳しく真剣身が足りていなかったら私に怒鳴られ、中途半端な稽古をしていたらキツめの攻撃を当てられていたので何度も泣いていましたがそれでも投げ出さずに最後まで頑張って稽古をしたので、ここまでやって負けたのならしょうがないし、結果はどうなるにしろ厳しい特訓を最後までやり遂げたのでよく頑張ったと褒めるつもりでした。逃げずに真剣に努力した過程があればいつか成功すると思いますし、これからの長い人生目先の結果はどうでもいいと思っています。土曜日は妻の友達とその子供とまたまた観音寺市の有明浜にマテ貝取りに行ってきました。
今回は前回行った時に知らないおじさんがあそこらへんに行けばひとかきで5本ぐらいマテ貝と取れると教えてくれた場所を探してやってみました。アバウトにしか場所を教えてくれていなかったのでその場所を探すのに時間がかかりましたが、やっと見つけることが出来て本当にザックザックマテ貝を取ることが出来ました。
ほんの一時間程度で125本のマテ貝を取ることが出来ました。日曜日はいよいよ全日本古流空手道選手権大会です。会場で丸亀道場の子供たち全員を集めて試合に対する心構えを説明しました。まず、名前を呼ばれた時点から試合が始まっているので大きい声で返事をする。
そして開始前の挨拶の声が小さければ相手から弱そうだと舐められて不利になるから相手の目をじっと見てできる限り大きな気合の入った声で挨拶をする。すると相手は強そうな奴だと思うので有利に試合運びできるようになる。そして試合が始まったら、絶対に勝つ相手を倒す強い気持ちを持って全力で戦う。とにかく攻め続ける。中段下段も取ると言っていたので上段も含めて決めるつもりの技は気合の大きい声を出す。そして、仲間が戦う時は全力で応援する。すると応援された人はいつも以上の力が出るからというような私が道場でいつも言っているような事を伝えました。今回は香川県主催で三木町農村環境センターで開催されて本部道場、奈良道場、北島道場、丸亀南道場、三豊道場、丸亀道場、高松道場、徳島大学、徳島文理大学、滋賀道場、大阪道場、四国大学、香川大学、愛媛道場から総勢63名の選手が出場しました。
まず、小学4年生の部は総勢14名の出場です。丸亀道場からは小学校4年生2名、3年生3名、2年生1名の6名が出場しました。小学校3年生の長女もこのクラスでの出場です。
長女の結果は相手が準優勝した子で強く技あり2本の一本負けで1回戦負けとなりましたが、それでもひるまずに最後まで戦ったのでよく頑張ったと思います。
中段上足蹴りで体ごとぶっ飛ばされて4年生の部の試合が終了するまでの間泣いているのが見えたので、空手を嫌になって辞めたいと言わないか失敗していたのですが、妻から聞くと負けて悔しくて泣いていたと言うことでしたのでそういうことであれば来年に向けてもっと強くなれるのではないかと安心しました。
悔しい気持ちは強くなりたいと思う気持ちにつながるので強くなる為にもっと真剣に稽古が出来る筈です。
その他の丸亀道場の子供たちも頑張り小学校4年生の男の子が決勝戦へ、小学校3年生の男の子が3位決定戦に進みました。小学校5年生の部は総勢14名の出場で、丸亀道場から5名の出場予定でしたが体調不良等で2名が欠席して3名の出場となりました。次男もこのクラスでの出場です。このクラスは去年の試合を見る限り三豊道場が圧倒的に強いのでトーナメントを見たときに次男が準決勝まで当たらない事が分かったので組み合わせは良かったなと思いました。
次男は1回戦こそ緊張からか自宅での特訓で稽古した通りの動きが出来ず技あり1本を取られたあとの技あり2本取り返しの一本勝ちでなんとか勝ったような感じでしたが、2回戦以降は特訓通りの動きが出来て危なげなく決勝戦まで勝ち進んで行きました。
その他の子達も頑張っていましたが残念ながら勝ち上がれませんでした。
小学校6年生の部は総勢7名の出場で丸亀道場から1名の出場でしたが残念ながら決勝戦や3位決定戦には進めませんでした。
このクラスはやはり丸亀南道場が圧倒的に強かったです。そして一般の有級の部は総勢9名の出場で丸亀道場からは新岡さんが出場しました。この部で私は初めて主審を務めることになりました(主審に当たっていると知ったのは先週の稽古で森さんから言われて初めて知ったのでそれから過去の大会のDVDを見て主審の練習をして今日を迎えました)。一番判断が難しかったのは新岡さんの1回戦の戦いです。
私の空手に対する考えは上段はある程度の威力の突きがモロに入れば一撃で戦闘不能になるのですが、中段や下段は体を鍛えて打たれ慣れしていけばよっぽどの威力の攻撃をタイミング良くもらわないとダメージを受けないので、本音で言うと一時的に動けなくなる戦闘不能状態にならないのであれば技ありは取る必要はないと考えているのですが、最近の古流剛柔空手の流れを見ると中段下段でもタイミングが良ければ技ありを取っていこうという感じになってきています。
去年の黒帯の部でも確か、徳島大学の黒帯同士の試合で中段回し蹴りの上足底がタイミング良くお腹に入り、相手がダメージを受けていないのに技ありを取られて、私からしたらあの程度の攻撃であればダメージを受けないだろうし体で受けて次の攻撃動作に入るな、技ありと取られた相手は納得できないのではないかと思った記憶があります。新岡さんの1回戦の相手もあのひとつの判定については同じように感じたのではないかと思うのですが、開始早々、新岡さんが中段突きを、相手がほんの少し遅れて上段突きを場面がありました。ここで一旦試合を止めたのですが、正直な話を申し上げるとこの止めた時点では相手に技ありを入れるつもりでした。確かに新岡さんの中段突きの方が早く気合の声もあり威力のある鋭い突きでしたが、相手にダメージがあるようには見えず、そのすぐ後に相手から技ありが取れる上段突きが入っていました。ただ、副審の判定を見渡すと4人全員が白旗で新岡さんの中段突きに技ありを入れているのが分かりました。私としては副審1人が白旗を上げている程度や赤二人、白二人で判定が分かれているのであれば赤に技ありを入れていたと思うのですが、確かに新岡さんの中段突きの方が一瞬早かったですし、副審4人全員が誤審をする事はないと思いましたし、私よりは古流剛柔空手のルールを理解している人たちが副審をしていると考えたので(私は合宿や全日本古流剛柔空手道連盟の集まり等に参加しませんので)、一歩引いた場所から見れる副審全員が新岡さんの中段突きに技ありを入れている以上、そちらに判定を入れるしかないなと考えました。そして新岡さんに技ありを入れると間髪入れずに柴原師範から赤じゃないのかと指摘があり、私自身も止めた瞬間、相手に技ありを入れようと考えていたので、そう考えられる人や納得できない人もいる判定だと思いましたが、このような考えで主審として新岡さんに技ありを入れましたので判定を覆すことはありませんでした。本当に主審の判断は難しいなと実感しました。そのあと、少々迷いが出てしまったので一回新岡さんの上段突きで技ありが取れそうな攻撃を一回流して、誰が見ても技ありと分かる新岡さんの中段突きからの上段突きに技ありを入れて新岡さんの一本勝ちとしました。そして新岡さんはその後も勝ち上がり決勝戦に進出しました。以上が午前の部です。長くなったので午後の部はまた後日紹介させていただきます。押忍。